伝説の”レインボースーパーざかな”

好きな本や音楽のこと、日々の暮らしを気ままにつづる雑記ブログ。

子育てのメソッドを「花まる学習会」の本から学んでみた!

平日は自分のことで精いっぱいなので、その分、土日は子どものことを考える時間にあてています。

 

子どもの習い事の送り迎え、遊びに付き合う、お風呂に入れて寝かす・・・

 

で、あっという間に一日が終わってしまうんですが、いわゆる子育て本もこうした土日のちょっとした空き時間に読むようにしています。

 

で、今回読んでみたのはこちら。

  

「メシが食える大人」に育つ 子どもの習慣

「メシが食える大人」に育つ 子どもの習慣

 

 

話題の「花まる学習会」の代表・高濱さんの本です。

 

「花まる」といえば独特の教材に加え、自然の中での体験学習を重視することで知られていますが、先月、NHKの番組でも取り上げられていましたねー。

 

図書館でたまたま見つけたのでこの本、手に取ってみましたが・・・

 

なるほどーー。誰にでもわかるようにめっちゃ優しく書いてあります。

ところどころマンガがはさんであって、とても読みやすい。

日ごろの自分の子どもの接し方を確認するにはいい本でした。

 

ということで、今日はこの「花まる」式の学習法とはどんなものなのか。本を読んでみて感じたことを書いていきます。

 

「メシが食える大人」になるために必要な子どもの習慣とは?

この「花まる学習会」では、子どものたちの将来の幸せを考え「メシが食える大人」を育てることを理念としているようです。

 

ずいぶん遠いところを見据えていますが・・・

 

・・・

 

まあ、そうですよね。

 

親が子どもに「勉強がんばりなさい」と塾に入れたりして成績を上げようとするのは、行きつくところ、そういう面があるのも事実かと。

 

子どもが将来困らないように、しっかり生活していけるように、「教育」がゆくゆくは子どもの自立の力になるからと考えるからこそのもんです。

 

本当に「教育」が子どもの人生にどれだけ役に立つのか?はいったん置いておくとしてですね。。

 

で、この本ではそうした「メシが食える大人」になるために5つの習慣を章立てで紹介しています。

 

  1. 「すぐに折れない心」をつくる習慣
  2. 「面白がって考える頭」をつくる習慣
  3. 「周りの人とつながる感覚」をつくる習慣
  4. 「今すぐ行動したくなる体」をつくる習慣
  5. 「人生を思いっきり楽しむ力」をつくる習慣

 

この中から、本を読んで僕が気になったものをピックアップしていきまーーす。

 

大切なのは「子どもの意思」

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まずこの本を読んで、親が考えるべき一番大事なことは「子どもの意思」をどれだけ尊重できるか?ということにあるなと思った。

 

子どもって、たとえば楽しいことだったり出来なくて悔しいことがあると結構無理してでもやろうとするじゃないですか?

 

子どもがちょっと風邪気味で親的には「学校行かないほうがいいんじゃない?」って時にも、がんばって行こうとする感じとか。

 

また、うちの子は小学生になってまだ逆上がりができないんですが・・・

なんとか出来るようになりたいって思うらしく、休日になると「逆上がりの練習」に付き合ってって言ったりだとか。

 

僕なんかは別にできなくてもいいじゃんって思ったりしちゃうんだけど、クラスでできない子が少ないので子どもながらに恥ずかしいのか、なんとかできるようになりたいって思うらしい。

 

そういった子どもの意思ってのは、出来る限り大事にしたほうがいい。

 

なぜかというと、チャレンジで成功体験を積むことが自信になるから。

で、そういう「できた!!」っていうのは、子供にとっても楽しいものだから。

 

って高濱さんは言っている。

 

そして大人は、子どもの背中を後押しする仕掛けづくりを考えて欲しい、ということですね。

 

家で次の日の準備をするときに「ゲーム形式で●分以内にやってみよう!」なんてことを提案してみたり。学校の宿題でわからないことがあったら、ヒントを出して子どもに解いてもらうよう促すとか。

 

とにかく子どもの「やる気」を引き出すようにやるといいと言っている。

 

”親が見守る安心感”が「折れない心」を作り、子どもが楽しんで取り組める仕掛けを作ることが「面白がって考える頭」を作るんだそう。

 

まあ、確かにそうですよね。

 

でも・・・

 

日々の忙しい暮らし、そこまで頭が回らないのが事実(+_+)

 

平日忙しいときはどうしても命令口調になってしまいます。もうウィークデイの朝とか戦場だし。なので平日はとても無理・・・だとしても、

 

土日の余裕があるときは僕も妻ももう少し子ども目線で考えてあげないといけないなーと感じますね。

 

「体づくり」の大切さについて

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この本ではほかにも「周りの人とつながる感覚」「人生を思いっきり楽しむ力」など単に勉強ができる子ではなく、社会に出てから必要な能力を作るための習慣をいろいろと書いています。

 

まあ、どれもそうだよなーーと思いながら僕が注目したのは・・・

 

4「今すぐ行動したくなる体」をつくる習慣 という項目。

 

高濱さんはこの習慣づくりのために二つの観点から提案をしている。

 

  1. 子どもがテキパキと動くための習慣づくり
  2. 体力づくり

 

うちの小学生の子どもがまさにそうですが、何をするにもチンタラやる癖があってよく妻が叱っています。食べるのが遅い、なかなか宿題に取り組まない、テレビばっかり見てるとか・・・よくありますよね?

 

 これは、一つには環境が原因だと高濱さんは言います。近くにゲームがあるとか子どもがいつテレビをつけても親が怒らないとか。もっと言うと、子供が遅く寝るような生活リズムになっているとか、朝食を食べない習慣になってしまっているとか。

 

こういった家の環境が、子供をダラダラと過ごさせる要因になっているそうです。これは子どもというよりは親の責任、ですねー。

 

親が意識して家の環境を整えることが必要だということです。

 

でもう一つは「体力づくり」。

 

まあ一般的に言われていることかもしれませんが、この本で高濱さんはもう少しここに細かく踏み込んでいます。

 

先日、ある女医さんから手紙が届きました。

これからの時代は、病気になってから診るのでは遅い、予防医学に力を入れることが大切であり、そのために研究所を立ち上げたと書かれていました。

そこには、驚きの内容が書かれていました。

その先生が言うには、医学的に、「健康であるためには、正しい姿勢と脚力が大切だ」ということにいき着いた、というのです。~中略~

正しい姿勢は、高学年になってからの学習体力につながっていきます。

人間の体は、内臓を入れた箱のようなもの。体がゆがんだり、ねじ曲がったりしていては、勉強する準備ができていないのと同じことです。

 

出典:『「メシが食える大人」に育つ子どもの習慣』 高濱正伸

 

子どもが学習体力を身に着けるにはまず「よい姿勢」が大切だというのです。

確かに子どもが学校で授業を受けるとき、家で勉強するとき、座って勉強します。それは時間に換算すればかなり膨大な時間になることでしょう。

 

その膨大な時間を正しい姿勢で取り組むのと、悪い姿勢で取り組むのでは確かに大きな差が生まれそうな気がする。

 

僕はあまり気にしていなかったけど、うちの妻はそこらへん子どもに厳しい。そこまで言うか?と思ってたけど、案外理にかなっているのかもと思った。

 

そしてもう一つ大切なのが「脚力」です。

 

これは僕自身の実感から、まさに脚の力は大切だなと。

 

僕は5年前からランニングを趣味としています。そしてランニングを続け、脚力がついたことで自分の体が大きく変わったと実感している。

 

歩き方が変わった、姿勢が良くなった、体力がついた。。。いろいろあるんですが、たしかに何をするにもテキパキと体が動くようになりました。

 

この本では、親と一緒に子供にもランニングをさせたらいい、と高濱さんは提案しています。でもこれについては微妙かな。

 

僕は以前走るときに子どもを誘ってちょっとやってみたことがあるんですが、正直、長くは続きませんでした。

 

 ランニングはそもそも単調な運動なので、飽きっぽい子どもが取り組むのはあまり向いていないと。こればっかりは子どもが乗り気になるよう相当うまくやらないとダメだろうなと思ってます。

 

「花まる学習会」のHPを見て「なるほど」とハラオチ!!

今回この本を読んで「花まる学習会」に興味をもったので、ホームページをのぞいてみました。

 

で、僕はこの子どもの考え方を見て、なるほどーーって思ったんです。

 

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 出典:花まる学習会HPより 

http://www.hanamarugroup.jp/hanamaru/hana/point1.html

 

こちらでは、4歳~9歳までと11歳~18歳で子どもに対する考え方をがらっと変えています。

 

うちの小学生の娘は低学年なんですが、とにかく落ち着きがない。よくしゃべる。よく動く。妻がいくら注意してもほとんど効果なし。明らかに口がたつタイプ。

 

どうしたもんかなーと思っていたんですが、逆にこちらでは、それこそが「子どもの特性」と考えています。ここにあるようにまだカエルになる前の別の生き物「おたまじゃくし」って位置づけです。

 

これって・・・ものすごい腹に落ちた感じがある。それが真実かどうかはさておきとても気が楽になりました。

 

逆に子どもが思春期に入る11歳ごろからは、今度は「若いカエル」の時期。大人になる一歩手前ということで、勉強や物事に対しての姿勢・取り組み方が全然変わってくるそうです。

 

みなさんもよければぜひ見てみてください。ほかのページもなかなか興味深い内容ですよ。

 

まとめ

ということで、高濱さんの本や「花まる学習会」のHPを見たことをまとめると・・・

 

  • 「メシが食える大人」への道・5つの習慣がある
  • 子どもの意思を大切にし「折れない心」をつくる
  • 「面白がって考える頭」 親も子どもへの仕掛けを!
  • 子どもがテキパキと動くには、家の環境も大切!
  • 「正しい姿勢」と「脚力」が子どもには大事
  • 4歳~9歳は「おたまじゃくし」。落ち着かないのは当たり前

 

いかがでしたでしょうか?

 

この本を通じて僕が感じたのは、「花まる学習会」で大事にしているのは一時期流行った「EQ」を伸ばす教育だなということでした。

 

EQ・・・こころの知能指数ですね。人の気持ちがわかる、とか、コミュニケーション能力が高いとか。やっぱりIQがいくら高くても社会で役に立つ部分はほんの一部分。木の幹になるのは、EQのほうです。

 

ただ僕はこうした学習塾を運営する方の本を読んでも、特段、そうしたところに子どもを入れたいとは思いません。というかそもそもお金がかかるので、現実的に厳しいというのが正直なところですが・・・

 

ただこうした子育て本を読むのは結構好きです。本に書いてあることを読みながら、自分の子育てがどこか大きく間違っていないか、そのポジションを確認するのに結構役立ちます。

 

また、こういう本を読むことでそのエッセンスを自分で咀嚼し、子育てに取り入れていくのはとても楽しいことですしね。そうやって子どもと一緒に成長していくのが、子育ての醍醐味かなーーーとしみじみ思います。

 

みなさんも日々の子育て、大変かと思いますが、この記事が何らかの役に立ったならうれしいです。今日はこのへんでおしまいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

「メシが食える大人」に育つ 子どもの習慣

「メシが食える大人」に育つ 子どもの習慣

 

 

 

※「子育て」に関してはこんな記事もあります!

 

morinokanata.hatenablog.com

 

 

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