伝説の”レインボースーパーざかな”

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【おススメの本】『40歳のためのこれから術』/松浦弥太郎 後編

 

40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために

40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために

 

 

40歳に向け、

どうやったら少しでも「まともな大人になれるか?」

自問自答を繰り返す38歳の森野です。

 

まともな大人って何だろう・・・

 

漠然としている問いなのでなかなか答えが出ませんが、40歳以降もっと自分のしたいことをしていきたい、その上で社会に還元できるものはないか考えていきたい、そうしたことをつらつらと考える中で「大人」ということについてもうちょっとちゃんと考えていきたいと思っています。

 

そこで前回から参考にしているのが

こちらの方。

 

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 出典:クックパッドHPより http://news.cookpad.com/articles/7954

 

松浦弥太郎さん。

 

 「とと姉ちゃん」で話題になった雑誌「暮らしの手帖」の編集長から、クックパッドに転身し、WEBメディア「くらしのきほん」を運営している方。雑誌にコラムを書いたり、いろんな本を出版されているのでご存じの方も多いと思う。

 

僕は、彼の本をこれまでたくさん読んできたのだけれど、この松浦さんの生き方というか「生きる姿勢」は自分が生きていく中で、とても参考にさせてもらっている。松浦さんは自分のこと、他人のことを本当によく見つめている人なので、こちらの背すじまでもピッと伸びる。「人生の先輩」というとちょっとこそばゆいが、背中をたたいてくれる、そんな人なのです。実際に本を読んでいると「これは自分の生き方に取り入れたいな」というヒントがたくさんもらえます。

 

前回もこちらの記事でそのいったんをご紹介したけど、今日はその続編。森野が40歳を迎えていくにあたって読んだのがこちらの本です。

 

40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために

40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために

 

 

ということで今日も 「40歳のためのこれから術」から、森野が実際に取り入れたいと思った松浦さんの心がけを紹介していきたいと思う。

 

森野は「自分の体」に不安である

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森野は「自分の体の健康」ということをどう考えていこうか、迷っている。別にふだんは、ことさら健康を意識して暮らしているわけではない。というか、今の僕の仕事の環境を考えると、深夜残業当たり前、土日も休日出勤。若干ブラックのにおいすらあるこの会社に勤めている時点で「健康」のことを考えてもしょうがない気がしている。一種のあきらめモード。

 

でも一方で、ランニングをして体を整えたりすることが好きな自分もいる。週に1・2回走ると「やっぱ気持ちいいわー」と体が言っている気がして、意外とこの趣味は長く続いている。で、そんなふたつの相反する気持ちを抱く森野であるが、それは一体どこからくるのだろう?なぜだろうか?と考えてみて、一つの原因に行き当たった。

 

自分の体に不安を抱いているのだ、

僕は。

 

果たして、

自分の体はいつまで健康でいられるのか?と。

 

40代からは「健康管理も自分の仕事である」・・・松浦弥太郎談

そこで、松浦さんである。松浦さんの本を読むと、ことあるごとに「健康」ということが話題にのぼる。それだけ松浦さんが大事に思っているキーワードだと森野は思っていて、この本でもその健康の大切さをこう書いている。

 

「とても優秀なのに40代から先の人生でくじけてしまう原因は体をこわすこと」。尊敬する年上の友人たちは口を揃えてこう言います。無理を重ねる人は、人生といういわば「はしご」から落ちていく。健康管理をちゃんとしている人は、「はしご」をさらに登っていける。この話を伺って以来、40代からは体という宝物をますます大切にしなければならないと改めて思いました。「これからはさらに健康管理が自分の第一の仕事だ」と肝に銘じました。

出典:「40歳のためのこれから術」松浦弥太郎 より引用

 

 「人生というはしご」から落ちないための必須条件として「健康管理」をあげています。そうかーー。「健康管理」も「自分の仕事」・・・。毎日お酒を飲むのが好きで、タバコの禁煙にも失敗してしまっている僕は・・・。

 

全然、ダメじゃん(笑)

 

みなさん、健康管理できていますか?

 

もう一つ、大事な健康管理がある!

そしてもう一つ。

 

森野が読んでいて「ああーーそうだーー」とうなった箇所がある。

 

70代で元気に活躍している人たちは、若い頃からきちんと歯のメンテナンスをしています。歯が健康でないとおいしくものが食べられませんしおいくものが食べられないと、体全体の健康に影響します。~中略~計画としてはまずはしっかりと虫歯を治し、その後歯列の矯正をします。~歯並びが悪いと虫歯になりやすいうえに歳をとったときだめになる危険が高いそうです。矯正すると3年ほど不自由だと聞きましたが、ほうっておいて60代・70代で歯を失うよりはるかにいいと思います。~40代は矯正の最後のチャンスといっていいかもしれません。

出典:「40歳のためのこれから術」松浦弥太郎 より引用

 

そう、歯の健康。

 

みなさん、これバカにしちゃいけませんよ。

だって、歯って一度ぼろぼろになったら治らないですから。松浦さんがゆるーく言っているけど、入れ歯になったら確かにご飯のおいしさは半減するし、歯周病とか口の中の病気にはなりたくないものです。この歯の健康については、うちの妻もかなり口酸っぱく言っていて、それはそうだなーーと。

 

何度も言って申し訳ないが、歯は一度ダメになったら治らないわけです。僕はこれを読んでから、かなり意識的に歯を磨くようになった。朝・昼・晩、一日3回。会社でも昼食を食べた後、必ず歯を磨いている。でもそれでも虫歯になりこの前その治療もした。歯並びが悪いから虫歯にもなりやすいとも言われているので、歯の矯正、真剣にやろうか考えている。(お金がかかるのでそれを大いに考えたうえでだけど・・・)

 

健康な体で、何をするか?他人のために何ができるか?

 

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この本では、松浦さんが交友のある友人や先輩の話がたびたび登場する。そうした諸先輩がたの所作から松浦さんが参考にしていることが書かれていて、そうした箇所を読むと、僕のような読者も「先輩からいいこと教えてもらったなー」という気分になるから不思議なものです。

 

こういうところに本を読むことの素晴らしさがある。

 

それでさっきの話に戻して、体の健康管理に努めていったとして、自分は何をしていくのか?そのヒントになるのが次の箇所かなと僕は思いました。

 

彼がすてきなのは、今日も明日も24時間考え続けていること。「自分はなにを与えられるか、何をすれば人に喜んでもらえるか。なにが人を幸せにするのだろう」と、自分のことではなく常に人を思いやっている姿勢に頭が下がります。~「give and take」ではなく「give and give」なのです。彼は損得など考えていませんが、自分が与えているからこそ、何十倍も自分に返ってきているのだと思います。お金も運も循環する性質をもっているのですから。「社会からしてもらっていることのことのほうが多い」と感じ、そのぶん与えようとする彼だから成功しているのでしょう。

出典:「40歳のためのこれから術」松浦弥太郎 より引用

 

 これは確か松浦さんが尊敬されているある企業の重役の方の話です。そう、やっぱり損得ぬきに「何をすれば人に喜んでもらえるか」を考えられる人こそが、人に必要とされ結果的に成功する。逆説的に聞こえるかもしれないけど、「そりゃそうだろ」とも思うわけです。

 

ずっと与え続ける人こそ最強である。

 

しかも、損得感情抜きにして。

 

こういう人はすごいですね。

 

僕にはそこまでのマインドはとうてい持てそうもないけど、その気持ちはわかる。人の役に立つのがウレシイ、というのはその通りだと実感もって言えるので。

 

多くの人を喜ばせられる人が、多くの収入を手にする

そして、こういう多くの人を喜ばせられる人こそが、結果的に多くの収入を手にすることになる。松浦さんの言葉を引用してみると・・・

 

たくさんの人が喜んでくれているかどうかと収入は比例します。ハリウッドスターが桁違いのお金を稼ぐのは、映画に出ることで世界中の何百万人もの人を喜ばせているからです。~中略~「たくさんの人に喜ばれることをしているか?」この点を考えない限り、ポジションや収入は上がっていかないと思います。~仕事を通じて自分ができることと、世の中の人が求めているものをかみ合わせていく。これも「与える人生」の練習になります。だからくれぐれも空回りしないように、よりたくさんの人とかみ合うように工夫しなければなりません。

出典:「40歳のためのこれから術」松浦弥太郎 より

 

野球選手などのスポーツ選手、芸能人などのタレント、世界的に評価の高い芸術家、みなそうですよね。「多くの人を喜ばせられる」というのは、それだけで誰にでもできることではない「高い価値」なのだ。だからこそ、そうした人たちは高い収入を得ているというわけ。

 

この松浦さんの文章にもあるけど、この原則は結局僕ら「働いている人」みなにあてはまる。僕らも世間の人が喜ぶ「新しいもの」を提供したとき、それが「ヒット商品」になり多くの売り上げを生み出す。だから世間の動向には敏感であるべきだし、多くの人の気持ちにコミットできるよう努力をしていかなければならない。または多くの人の心をゆさぶる何かを提供していかなければならない。

 

まとめ

40歳以降の自分の生き方を考えていく上で、松浦さんが提示しているのは大きく言うと次の二つだろう。

 

  1. 自分の体の管理に細心の注意を払うこと
  2. 人を喜ばせる仕事をすること

 

40歳からはより「自分」と「他人」、ふたつの逆のベクトルのことを同時にしていかなければならないということだ。自分の体の健康管理というのは、「自分をコントロールしていくこと」にほかならないし、人を喜ばせることというのは、もっともっと「人に興味を持っていくこと」とも考えられる。

 

今「ふたつの逆のベクトル」といったけど、これはひょっとすると一つなのかもしれない。「人への興味を持ち続け、その関心をもっともっと掘り下げていく」。自分にも他人にも。もしかすると、このシンプルな原則一つなのかもしれない、と今、書いていて思ってきた。これを念頭に置いておけば、それほど大きな方向は見失わずに済むのかもしれないなあ。

 

みなさんはいかがですか?

どんな感想をお持ちになったでしょうか?

 

これが「まともな大人」への答えとなっているかはちょっと疑わしいけど、森野的には腑に落ちました。ということで、今日はこのへんでおしまい。

 

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 前回の記事はこちら。あわせてどうぞ。

 

morinokanata.hatenablog.com