伝説の”レインボースーパーざかな”

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【おススメの本】『40歳のためのこれから術』/松浦弥太郎 前編

 

40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために

40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために

 

 

38歳、アラフォーの森野。

40歳という節目の年齢が近づいてきている中で、

どうやったら「きちんとした大人」になれるか?

ということを最近考えています。

 

「きちんとした大人」って何でしょう?

不正をしないということでしょうか?

適切なふるまいが、

その場その場でできるということでしょうか?

どこかのタレントみたいに、

不倫をしないということでしょうか?

 

それら全部と言われるとそれまでですが・・・。

 

そういうことだけでもない気がする。

 

38にもなってわからないとは情けないが、僕なりに今思うこともある。たとえば「自分なりの人生の判断基準を持っている」というのは、僕が考える「きちんとした大人」の必須条件であると思う。

 

僕が見て、

そんな基準を持っているなと感じる一人がこの人。

 

松浦弥太郎さん。

matome.naver.jp

 

いろんなメディアに出てるので

みなさんご存じかと思いつつ、紹介をする。

元々「COW BOOKS」というオシャレな本屋を営んでいたんだけど、

2006年から、朝ドラで話題になった「暮らしの手帖」の編集長に就任します。

 

2006年、「暮しの手帖」の編集長に就任。書籍商の他、編集、翻訳、文筆などの分野で活動する。2016年1月に行った講演で、2011年に原発関連の記事を震災後に取り上げなかったことで批判されたが、部数は伸びたと語った。 被災地の仮設住宅を訪ねたところ、読者から「全てのメディアが悲惨な話しかしない時に『それを扱わない『暮しの手帖』を選んだ。」と言われたことをあげ、メディアには真実を伝えるだけでなく、現実逃避の役目もあると述べている[1]

2015年の79号まで編集長担当した後に沢田康彦にバトンを渡してから退職し、「クックパッド」に移籍した。7月1日より新メディア「くらしのきほん」をスタート。

出典:Wikipedia「松浦弥太郎」より 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%B5%A6%E5%BC%A5%E5%A4%AA%E9%83%8E

 

 

これまで彼の本はいろいろと読んできた。

 

松浦さんの本は、平易な日本語で書かれているのでとても読みやすいのが魅力。ちょっとした時間で読めてしまうんだけど、ハッと読者の盲点をついてくる言葉が飛び込んできて、僕はいつも背すじがピッと伸びる。

 

本からは、彼が折り目正しく、自分のことや他人のこと、家族をとても大切にしていていること、人に対してきわめて公正な視点をもっていることがわかる。自分もこういう風に生きているだろうか?と自問自答するいいモデルとなっているわけ。

 

今日は森野のようにアラフォーの人も、そうでない人にもきっと役に立つ、彼の本の中の1冊「40歳のためのこれから術」を紹介したい。

 

40歳は「人生の折り返し点」なのか?

「四十にして惑わず」という言葉が指すとおり、40歳というのは一つの人生のピークだと言われている。仕事も40代が一番脂が乗って、大きな成果が出るときであるし、家庭がある人は子供も大きくなり、一家の大黒柱として、ますます家族の中心的存在になっていく。この40代というのが人生のピーク・山の頂点で、そこからは少しずつ下っていくというのが一般的なイメージでしょうか。

 

だけど・・・

松浦さんはこう言っている。

 

僕は40歳になったときに、一つの目標を立てました。「70歳を自分の人生のピークにする」というものです。世の中では40歳はある種の「できあがり」とされています。そこからの伸びしろなどないと思われがちです。残りの人生は、それまでに蓄えた経験と知識と人脈などをうまく運用していくだけなのだと。はたして、本当にそうでしょうか。貯金を切り崩して暮らしていくよりも新しいことをして新しいお金が巡ってくる生活の方が楽しいように、新しいことをして新しいものをとりいれる人生のほうが豊かです。なにより毎日が初々しく、新鮮だと感じます。

出典:「40歳のためのこれから術」 松浦弥太郎 より

 

上手な表現です。

 

「貯金を切り崩していく人生」よりも「新しいことをする人生」。日々いろんな新しいことにチャレンジしていって「人生のピークを70歳に持って行く」。そんな人生の考え方ですね。

 

40歳を山の頂上として、

それ以降は下山していくイメージ。

 

なのか。それとも・・・

 

70歳までずっと山を登るイメージ。

 

なのか。

 

この二つの違いは大きいですが、僕は後者を選びたい。というか、選ぼうとしている。人生は基本、新しいことを学び、挑戦して成果を出すチャレンジの連続だと僕は思っている。なので、少しずつでいいので、常に新しいことにチャレンジして右肩あがりに自分の人生をブラッシュアップしていきたい。このブログもその新しいことの一つのつもりなんだけど。

 

みなさんはいかがですか?

 

どちらが自分にあっていると思いますか?

 

松浦さんが大切にしている禁句3つ

この本の中では、松浦さんが意識的に禁句にしている言葉を3つ紹介している。というのも何気なく口にしてしまうことで、それが「自分を蝕む呪文」にもなりうるからだそう。

 

確かに。日々の言葉って大事ですよね。

ネガティブなことばっかりつぶやく旦那だったら家族はつらいだろうし、もし職場でそんな人がいたら・・・やっぱり雰囲気悪くなりますもんね。では、松浦さんの禁句は何なのかというと・・・

 

「僕はそういうことをやらない」自分がなにをするかしないか、型にはめてしまっている発言です。~中略~「これまでの流儀」を繰り返していたら、新しいドアは開きません。2つ目は「ごめん、私にはわからないから」~学ぶことをやめたとたん、その人は老い始めるように感じます。3つ目は「人生なんてこんなもんだ。今のままでいい。」結婚して子どもがいて、家のローンがあとどれくらい、会社での先行きも、生涯賃金もわかっている。~30代後半くらいから、いろいろなことを投げてしまい、あきらめ気分になる。

出典:「40歳のためのこれから術」松浦弥太郎 より

 

なるほど。

 

まとめると・・・

 

  1. 「僕はそういうことはやらない」
  2. 「ごめん、私にはわからないから」
  3. 「人生なんてこんなもんだ。今のままでいい」 

 

 これらの言葉って、自分で未来をシャットアウトしちゃっている言葉ですね。物事って先のことは不透明で、もしかするとやってみたら思いもかけない道が開けた、なんてこともあると思うんだけど、これらの言葉はその可能性を自ら閉じてしまっている。

 

僕は仕事で相談を受けたとき、人の力になれたり、人の役に立てると嬉しさを感じるタイプなので、1とか2は極力言わないように気を付けている。相談を受けたらすぐにできるかぎりのことをしようと思っている。

 

でも、3の言葉はかなり自分への戒めとなった言葉。

35歳過ぎてずっと同じ会社にいると、どうしても「僕は会社員としてこれぐらいまでしかいけないかな?」って会社の中での自分の立ち位置が見えてくる。でも「今のままでいい」と思った瞬間、成長はしないですよね。ということで、会社の仕事では、とにかく「新しいことに挑戦する」ということをここ数年ずっと意識している。社内で新しいことをするって、決まりとかこれまでの慣習を壊していくことになるので、なかなかしんどいんだけど、そこはがんばらないといかんなって思ってる。

 

40歳だからこそ「清潔」を心がける

これは、松浦さんの多くの本で書かれていることだけど、彼は「身だしなみ」というのをとても大切にしている。おしゃれということもあるんだけど、それとはちょっとニュアンスが違う。どちらかというと「清潔さ」かな。

 

別の本で読んで驚いたけど、松浦さんは2週間に一度は髪を切りに行っているという話を読んだことがある。ちょっとさすがにこれはマネできないと思ったんだけど、これも「清潔さ」への彼なりのこだわりなのだろう。

 

自分自身を宝物として扱うには、手入れが肝心です。いつもさわり、清潔にし、かわいがることです。~中略~個人対個人のコミュニケーションであれば、お互いの人となりをわかっていますから、多少髪がぼさぼさなことがあっても「ああ、忙しいんだな」とわかってもらえます。しかし個人対社会のコミュニケーションの場合は話が別です。乱れた服装や伸びっぱなしの髪は不快感を与えますし、信用を損なう危険もあるのです。

出典:「40歳のためのこれから術」 松浦弥太郎 より

 

当たり前の話ではあるんだけど、会社で働くことに慣れた僕なんかは、改めて大事にしないといけないなーと思った。人が人のどこを見ているかなんてわからないし、僕も初対面の人に会った時に、身なりにがっかりした印象を持つことがよくあるので。で、身なりにがっかりすると、潜在意識の中にそれが残る。別にその人の仕事とは関係ないんだけど、なんとなーく「清潔でない人だな」と嫌な印象が残ってしまう。

 

特別におしゃれに着飾る必要はない。ただ人に不快感を与えないような「清潔さ」を僕は意識している。毎日ひげをそる、月に1回は美容院で髪を切る、清潔感のある服を着る。当たり前だけど意識しないとダレていってしまうので、ここは意識的にやるようになりました。

 

さらに松浦さんは、身だしなみは「仕事の質」にも影響してくると言っています。

 

上質な仕事をしよう、上質なことを学ぼうと思うのであれば、身だしなみを含めて自分のレベルをあげていくことも必要なのですから。この努力が仕事を一生懸命にやる意欲をおこしてくれますし、自信もでてきます。身だしなみとはかなりのモチベーションになるのです。

 

確かに女性に限らず、僕ら男性も自分の身だしなみがパリッと整うと、それだけでやる気が出てくるから不思議です。こうやって様々な面から自分を整えていくこと、これが「きちんとした大人」への第一歩かなと思っている。

 

まとめ

 ということで、

40歳を迎えていく上での大切な心がけをまとめておくと・・・

 

  1. 人生のピークは40歳ではなく、70歳と考えてみる
  2. ネガティブな言葉は「禁句」にして使わない
  3. 身だしなみは大切。「清潔さ」を心がける

 

並べてみるとどれも大切ですね。とにもかくにも、ここからは「後ろ向きにならずに、常に前を向いていこう」という松浦さんのメッセージを僕は読み取りました。

 

みなさんはいかがでしょうか?

 

この「40歳のためのこれから術」は、まだまだ参考になる点がたくさんあります。それはまた次回にしようかなと。今日はここでおしまい。

 

 

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