【ＮＥＷＳ】玉ねぎ、にんじん、野菜の高値！台風との関連を調べてみた！
今年の日本は
８月から多くの台風に悩まされていますね。
先日の１０号は、
東北と北海道であわせて
１２人の死者が出るなど（９月２日現在）、
想像以上の被害をもたらしています。
そして１０号が去ったと思ったら、
今度は１２号が発生しました。
週末には九州に接近しそうで、
その動きが気になるところです。
そうした台風ラッシュの中で
気になるニュースを見つけた！
野菜の値上げ 産地・北海道が打撃を受けている
そう、野菜の高騰です。
最近、野菜が高いなと
思っていたんですが、
やはりここ最近の台風で、
農作物に影響が出ているようです。
例えば、
玉ねぎは、
名古屋市のスーパーで
３個で２９８円。
これは高いでしょ！
だって、
ふつうは一袋、１９８円。
安ければ１００円で買えますよ。
この玉ねぎレベルでの、
１００円・２００円の違いは大きい。
ほかにも
じゃがいも、にんじんなども
卸売価格が上がっている。
玉ねぎ、じゃがいも、にんじん・・・
これって、何か。
カレーの材料ですね。
なんで今年は、
そうした根もの野菜に打撃が出たのか？
それは、
今年は、北海道に
多くの台風が上陸したから。
北海道は、
玉ねぎ、じゃがいも、にんじんの
一大産地です。
三つの台風が８月に上陸した北海道。日本一のタマネギ産地、オホーツク地方の北見市の農業生産法人は、タマネギ農地約３３ヘクタールの大半が川の氾濫（はんらん）などで冠水した。畑には商品にならないタマネギが放置されたまま。台風１０号へも手の打ちようがないといい、男性役員（５１）は「こんな被害は初めて。もう勘弁してほしい」と嘆く。
朝日新聞デジタル ９月１日（木）より
なるほど。
３３ヘクタールの玉ねぎ畑が、
冠水してしまうと、
大変ですね。
北海道は平地が多いから、
一度川が氾濫すると、
農地への被害が大きくなるんですね。
特に値上げされているのが「玉ねぎ」
こうした野菜への被害ですが、
特に今年は
「玉ねぎ」がひどいらしい。
このＮＨＫの記事を見ると、
玉ねぎの卸売り価格が、５２％も高くなっている。
というのも、
今年は台風以前に、
「べと病」という玉ねぎの病気が流行し、
産地を直撃していた。
北海道に次ぐ、
生産量・全国２位の佐賀県では、
このべと病で大きな被害を受けている。
地元新聞の見出しによると、
「記録的不作」と出ているほど。
実は玉ねぎの生産量・全国一は、
北海道なのだが
春から秋の出荷量に関して言えば、
佐賀県が全国一。
だが、記事を見てみたら、
この「べと病」で、
生産量が平年の半分ほどになったという
農家も多いという。
ちなみに、「べと病」は、
たまねぎの感染病。
病原菌の感染によって起こる。
ということで、
玉ねぎに関して言えば、
まず「べと病」の流行で、
そもそも春からの玉ねぎが
打撃を受けていた。
その上に、今度は台風で、
北海道にも被害が表れるようになり、
全国的な高値を引き起こした、
と言えそうだ。
自然災害への備えってどうすれば？
今回の台風１０号、
はじめとする豪雨災害など、
河川の氾濫に伴う、
大規模な被害が近年、目立っています。
しかも、
台風１０号は、
東北からの上陸になるなど、
その進路も変わった経路からでした。
ということで、
近年の台風などの自然災害は、
ますます読めなくなっている！
という状態ですが、
その対策といえば、
後手後手に回らざるをえません。
まずは人命を守る、
というのがわたしたちが考える
最重要課題であることは、
間違いないのですが、
こうした農作物の被害を、
抑えていく対策も
考えていかなければなりませんね。
これ以上、
大きな被害が出ないことを
祈っています。
