伝説の”レインボースーパーざかな”

好きな本や音楽のこと、日々の暮らしを気ままにつづる雑記ブログ。

「暮らしに異常に高いコストがかかる日本」でどう働くか?

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ふだんはあまり意識しないけど、

時々、家計の計算をしていて

ハッとすることがある。

 

 

お金が足りない。

 

ってなりませんか?

 

うちは小学生と乳児の二人の子どもがいます。

が、もうギリギリなんですよね。

 

僕の給料だけだと

もう限界!

というところまできている。

 

妻にも働いてもらわないと。

 

別に僕は

妻が働きたいなら働いてくれて

全然かまわないのだけど、

働きたくなく子育てに専念したいなら、

専業主婦でもいいと思っている。

 

でも、今の日本では

実質それは難しい。

 

なぜ、こんなに厳しいのか?

 

今日はこの問題について考えてみたい。

 

30代の月のお給料っていくらぐらいなの?

まずは僕みたいな30代後半のサラリーマンが

どれぐらいの年収なのか。

ちょっと調べてみた。

 

nensyu-labo.com

統計元は国税庁の「民間給与実態統計調査」(平成25年)という

データなので、信頼性はありますね。

 

で、肝心の30代後半の平均年収ですが、

これを読むとなんと・・・

 

499万円。

 

ちなみに30代前半だと、

438万円。

 

だいたい30代だと、

450万円ぐらい

ということですね。

 

これを12カ月で割ると、

37・5万円。

 

ただしこれはあくまで年収なので、

税金や保険料を引く前の金額ということ。

それと当然ですが、

ボーナスのことを考えていないですね。

 

そこで

いろいろネットで見ていたら、

こんなサイトが。

 

サラリーマンの給料、年収や月収の手取り平均は?20代、30代、40代と男性は上がって見えても実はだだ下がりだった?!

 

ちょっとのぞかせてもらったら、

そうした年収から税金・保険料を差し引いた

手取り額の目安を条件をかけて、

出してくれていました。

 

これによると、

30代の手取り年収は、

大体380万円。

 

では、これに、

賞与が仮に2か月分出ると仮定して、

14で割ってみると、

月のお給料は・・・

 

27万円。

 

ということになります。

この数字、いかがでしょうか?

実感に近い?遠い?

 

生活費を計算してみる!

ではその稼ぎに対して、

生活費はどれぐらいかかるのか?

こちらのサイトを参考にしてみた。

 

allabout.co.jp

以下、平成24年の総務省「家計調査」より、世帯主が35~39歳、2人以上の勤労者世帯の家計簿を作成してみました(※「食品」には外食費も含む。また、費目別の平均の合計と支出合計は一致せず)。

食品     6万2781円
住居     2万3671円
水道光熱  2万0629円
家事用品     9327円
被服     1万2624円
医療        9474円
交通通信  4万2488円
教育     1万3549円
教育娯楽  2万9463円
その他    4万4805円
---------------------
支出合計 26万8803円

 

26万8000円・・・。

 

これじゃあ・・・

 

貯まんねーじゃねーか。

 

しかもよく見てください。

 

住居費が

2万3000円って・・・。

 

ありえない(笑)

 

東京だったら

夫婦に子ども二人いた場合、

2LDKから3LDKは必要なので、

家賃は10万円は超える。

 

地方であっても、

僕の経験からすると、

8万円ぐらいは最低かかる。

 

と、住宅費を上乗せして考えると・・・

 

オーバー( ノД`)

 

でも、これが現状なのです。

 

「昭和の暮らし」は終わった・・・

そう、今の日本で暮らすと、

男性(夫)の年収だけでは

食べていけない。

 

じゃあ、どうすればいいんだ!

ということで、

いくつか手だてを考えてみる。

 

○妻が働く

○生活を思いっきりサイズダウンする

○夫が副業で稼ぐ

 

というのが、まっさきに思い浮かぶ。

で、多くの人は、

「妻も働く」共働きにしている、

というのが僕が周囲から話を聞いて

一番多いタイプ。

 

夫が会社でがんばって、

妻は家で子育てに専念して、

二人の子どもを育てる。

 

なんていう「昭和モデル」は

もう全然成り立っていない。

 

だって、

それを維持するお金が足りないんだから。

 

効率的な生き方とは?

 お金が慢性的に不足する中で、

夫婦共働きで必死に働いて、

子どもを育てていく。

 

これはかなり大変なので、

「効率」という観点からすると、

かなり割が悪いのも事実。

 

一番、効率がいいのは、

結婚しないこと。

一人暮らしであれば、

27万円の給料で十分生活できる。

貯金もできる。

 

さらに結婚しても、

「子どもは生まない」という選択肢をとれば、

夫婦二人で27万円は楽勝だろう。

それこそ、子供がいなければ、

妻はきっと働くだろうから、

ダブルインカムとなり、

経済的にはかなり潤う。

お金の心配はこちらもいらない。

 

と、「お金」の観点から考えていくと、

どうしても「子ども」というのが

大きな負担になってくる。

 

やっぱり少子化の原因の一つは

このあたりにある。

若者世代の経済状況はかなり切羽詰まっている。

 

でも・・・

 

そういうもんじゃねえだろ。

 

と。

 

「人の暮らし」は、

もちろん効率だけで計れるものではない。

 

子どもがいることの幸せ、

子どもが社会に見守られながら

成長していくこと。

そして、そうした子どもたちが、

社会へ貢献してくということ。

 

子どもを産んで育てていくというのは、

ものすごく大変だけど、

その分楽しく、やりがいのあることでもある。

 

社会のモデルが必要

子どもを育てるためにも、

夫婦二人ががんばって共働きで、

家庭を支えていく。

 

という「夫婦共働きモデル」は、

もちろんいいのだけど、

昨今の保育園の待機児童の問題とか、

病児保育の問題とか、

共働き夫婦に対する

インフラはまだ十分に整っていない。

 

また妻が例えば正社員でフルタイムで

仕事にコミットするとなると、

当然、夫側の育児へのかかわりが増えるわけなので、

夫側の会社が仕事へどう配慮してくれるのか、

というのも重要な問題となってくる。

 

今、僕の実感では、

「夫婦共働きモデル」というのが、

一番多いデフォルトの形になっているが、

それだけがロールモデルとなるのもいかがなものかと思う。

 

「暮らし」というのは、

もっと多様でいいはずだ。

 

例えば

「夫が副業で稼ぐ」。

 

これも一つの選択肢になると思う。

例えばこちらの記事。

 

toyokeizai.net

最近ようやく副業を認める風潮が、

出てきた。

 

これ、

もっと広がればいいのにと思う。

 

まだ労働基準法による就業時間の問題など、

課題は始めると出てくるのだろうけど、

そもそも自営業の人は、

就業時間なんて関係ないし。

 

一つの会社で

サラリーマンをしていても

給料は頭打ちなのだから、

早く副業などを認め、

「別の稼ぐ手段」を認める社会になってほしい。

 

と僕は心から願っている。

 

こういうブログも

うまくやれば、

そうした「別の稼ぐ手段」になりますね。

 

実際、取り組んでいる人も多そうだし。

 

そういった

「別の稼ぐ手段」というのは、

これからもっともっと当たり前になってくるだろうな、

と思った森野でした。

 

今日はこのへんでおしまい。 

 

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