伝説の”レインボースーパーざかな”

好きな本や音楽のこと、日々の暮らしを気ままにつづる雑記ブログ。

僕がなぜか人に”村上春樹”をオススメしてしまう5つの理由

 

 

職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

 

本なんて好きなものを好きなように読めばいい。

 

心の底からそう思っている。

 

なので、人にあれこれと

おススメの本を紹介するというのは、

はっきり言えば、

余計なお世話だ。

 

だけど、そうは思っていても、

まだ読んだことのない人に向け、

どうしても薦めざるをえない作家がいる。

 

それが、

 

村上春樹さん。

 

今さら・・・(笑)

 

である。

日本だけでなく、世界中に多くの読者・ファンがいて、

「今、日本人のノーベル賞をとるのに一番近い作家」と

言われている。

 

そんなことは知っている。

 

が、それでも読んだことがない、

 

という人がいれば、

一度は彼の本を手に取ってみてほしい。

 

なぜなら、

世界の見方が変わる、

から。

 

今日は、

「そうは言っても村上春樹って・・・」

という人に向け、

ことあるごとに村上さんの本を

こっそりと薦めてきた僕が、

彼の本の魅力を考えてみようと思う。

(ウエカラメセンダナ、オマエ)

理由1:きわめて読みやすい日本語

村上春樹さんの本は、

どれも読みやすい。

 

純文学でも、

大江健三郎さんの本とか、

川上未映子さん、

ほかにもちょっと前の時代の

作家の本は、

やたら難しく読みにくいものがある。

 

それが文学の大事な表現になっているのだろうけど、

一方でとっつきにくくなっているのも事実だ。

 

だけど、

村上さんの本は、

そんなことがないですね。

 

それは、

デビュー作のころから一貫している。

 

作家の井上ひさしさんが

こんな文章を残しています。

 

むずかしいことをやさしく

やさしいことをふかく、

ふかいことをおもしろく、

おもしろいことをまじめに、

まじめなことをゆかいに、

そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」

 

これを地でいっているのが、

村上さんの小説だと思うのです。

 

彼も自身の本の中で、

そんなことを書いていましたね。

(なんと書いてあったかは忘れたけど・・・)

 

理由2:「好き」「嫌い」がはっきりしている

村上さんの本は、

本当に「好き」派と

「嫌い」派に分かれますね。

 

嫌いな人は、

読むだけで気分が悪くなるって

いう人もいるぐらい。

(実際に、周りにそういう人がいたなー。)

 

そして昔は、

批評家たちに徹底的に叩かれていましたね。

 

でもこれって

すごいことだと思うんです。

 

こういう文学作品を読むことは、

「毒」なり「薬」を飲むことと、

精神的な意味でほぼ一緒なわけです。

 

なので、

気分が悪くなったというのは、

体の拒否反応としては

極めて健全なわけ。

受け付けなかったということで、

やめればいい。

 

で、一方好きな人は、

とことんハマる。

 

僕もいろんな本を読みますが、

デビュー作からずっと新刊本が出れば買って、

すべての著作を読んだというのは、

村上さんぐらいしかいません。

 

よく村上さんは、

自身の小説の受け入れられ方について、

以前経営していたジャズ喫茶に

たとえて語っていますよね。

 

お店は、10割のお客さんのうち、

1割が濃いリピーターになってくれれば経営できる。

その1割のリピーターにとことん気に入ってもらえるように、

お店を作っていかなければいけない、と。

 

理由3:実は短編の名手

いつも長編が発売されると、

ニュースで取り上げられるぐらい、

ベストセラーになる村上さんの本ですが、

僕は、実は、

 

彼は「短編の名手」であると

思っています。

 

初期の短編が特にいいという人がいるけど、

僕は、ここ最近のが特に好きです。

新しいのが出るたびに、

どんどんキレを増しています。

 

もし読んだことがない方がいれば、

このあたりから読んでみたらいかがでしょうか。

 

神の子どもたちはみな踊る

 

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

 

 95年に起こった阪神淡路大震災を意識して書かれた小説。

短編が6つ収録されています。

 

どの短編にも、

少しだけ震災のことがかすって

出てきますが、

それは物語の核心ではありません。

 

6篇のタイトルはこんな感じ。

 

 

どれも、短くお手軽に読めるが、

何か心にちょっとしたひっかかりが残る。

 

僕はその中で次の2つが特に好きですね。

 

母親が宗教に入れ込んでしまい、

幼い頃からその様子を見てきた主人公が、

自分の人生を見つめる

神の子どもたちはみな踊る」。

 

突然あらわれたかえるくんが、

地底で巨大ミミズと格闘し、

東京を救おうとする

「かえるくん、東京を救う」。

 

どれも面白い!

 

東京奇譚集

 ほかにも最近の短編としては・・・

東京奇譚集 (新潮文庫)

東京奇譚集 (新潮文庫)

 

 この中におさめられている5篇。

  • 偶然の旅人
  • ハナレイ・ベイ
  • どこであれそれが見つかりそうな場所で
  • 日々移動する腎臓のかたちをした石
  • 品川猿 

個人的には、

死んでしまったサーファーの息子の姿を

追い求める母を描く「ハナレイ・ベイ」と、

品川猿」がオススメ。

 

「女のいない男たち」

そして、今現在最新の短編集がこちら。

女のいない男たち

女のいない男たち

 

  男が主人公の6編。

共通しているのは、

「女を失った男たち」が主人公である、

ということ。

 

最初は軽いタッチの作品が多く、

読みやすいのだが、

だんだんとそのトーンが暗く、落ちていく。

 

3話目の「独立器官」、

5話目の「木野」、

そして最後の「女のいない男たち」は、

かなりヤバい。

珍しくよんでいて怖くなった。

 

理由4:読んでいると、突然別ワールドになっている

村上さんの小説は、

あらゆる意味で「フィクション」である。

 

リアルワールドの話かと思うと、

突然「羊男」という変てこなキャラが出てきたり、

世界に大量の魚が降ってきたり、

かえるくんが、巨大ミミズと戦ったり。

 

何かを暗示している

象徴的な出来事やキャラがいろいろと出てくる。

 

個人的には、

1Q84」で出てくる

牛河が僕はとても好きなのだけれど。

 

モチーフ

一つ一つがとても独創的で面白いのだ。

これも村上作品のおおきな魅力だと思う。

 

理由5:物語が、パラレルに進行していく

 これも長編を読みやすく魅力的にしている

要因の一つ。

 

村上さんの長編小説は、

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」あたりから、

ふたつの世界が1章ずつ、

入れ違いになって進んでいくパターンが多い。

ふたつの物語が順々に進んでいって、

最後、一つの出口に向かって統一されるのだ。

 

なので読者は、

始めは全然違う二つのストーリーを読んでいくのだが、

だんだんとネタが明かされていって、

最後はまるでミステリーを読んでいるかのごとく

章を読み進めていくことになる。

 

たとえば・・・

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」は、

こんな話。

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終わり〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠れた秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波乱万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 全2巻 完結セット (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 全2巻 完結セット (新潮文庫)

 

 

ほかにも「海辺のカフカ」は、

15歳の誕生日に家を出て、

図書館で暮らすようになる田村カフカくんと、

なぜか猫の言葉がわかる不思議な人・ナカタさんの物語が

パラレルで進行していく。 

海辺のカフカ 全2巻 完結セット (新潮文庫)

海辺のカフカ 全2巻 完結セット (新潮文庫)

 

 このパラレル感が、

慣れてくるとクセになっていく。

 

まとめ

ということで、

村上さんの作品の魅力を

自分なりに5つの点からまとめてみました。

 

まあ、本なんて本当に

自分の好きなものを読めばいいんだけど。

 

でももしあなたが

手にとっていないならば、

一度は村上さんの作品を

読んでみてはいかがでしょうか?

 

二度と読まない!

と思うかもしれませんが、

 

おもしろすぎて

どっぷりハマる!

 

かもしれませんよ。

 

そういう本に出会えたときの

幸せは格別ですよね。

 

では、またー。

 

続きを書きました。こちらもどうぞ。

 

morinokanata.hatenablog.com

 

 

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