【おススメの本】『5年後働く自分の姿が見えますか?』PART2
- 作者: 岩瀬大輔,飯田泰之,古市憲寿,経沢香保子,田端信太郎,加藤嘉一,為末大,駒崎弘樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/09/21
- メディア: 新書
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前回はこの本の良さや、各執筆者の言葉など紹介しましたー。
この本ホント薄い新書なんですが、内容は濃い!!
僕は本を読んでいて心にひっかかった箇所にはどんどん付箋をつけていき、
読んだ後、付箋をめくって印象に残ったフレーズや本の総括をする。
という読書スタイルでやっています。
こうすると頭に定着するんですよね。言葉と内容が。
このブログでも、そうしたふせんポイントを残していきますね。
早速、この本の名言集ー!
前回では紹介しきれなかった文がまだあるので、いくつか。
最初は元オリンピックハードラーの為末大さんの文章。
とくに、就職や転職を目指している人が、自分の天職は何か一生懸命に考えてしまうと、迷宮に入り込んで自分探しの旅から帰って来られなくなる。天職などというものは人生の傍らに置いておき、まずは日々を進めていくことだ。
頭の中に仮決めするものさえない状態なら、まずは5人ぐらいのロールモデルを並べてみるといい。実在の人物を参考に、「バリバリ働きステータスもあるけれど、プライベートな時間はあまりない」「お金はそこそこ稼いで、仲間と過ごす時間を大切にしている」「将来のために仕事とは別にコツコツ勉強に時間を費やす」などを並べて、比較しながら自分はどっちの人生を選びたいか、考えていくのである。
「目標に向かうプロセスに幸せはある」為末大
確かに短い人生の中、天職という簡単には見つからないものを求め、
あれやこれやと考えるのは時間の無駄です!!
天職というのは結果として、そうだった!というのはあると思いますが、
試してもみない中で、それが天職になるかどうかなんて誰にもわかりません。
為末さんの言うように、具体的な理想像をリアルな世界で設定して、
あとは日々を進める中でどんどん変えていけばいい。
とにかく「止まって何もしない」のが一番よくないと、
最近、僕はつくづく思うわけです。
続いては、「起業」という新しい事業を起こすことに対して、
組織に属していながら新しいWEBメディアを続々と立ち上げている田端信太郎さん。
「R25」や「BLOGOS」などさまざまなWEBメディアを立ち上げ、
「LINE」や「NAVERまとめ」でも広告マネタイズに携わっているんですね。
では、なぜ私が起業しなかったのかというと、「起業して実現させたい」という夢や志の具体性が弱かったからです。社会に必要なこんなサービスを提供したいとか、人がやらないことを自分がやってやろうという意志を持って起業するのならいいのですが、起業をすることや社長になること自体が目的になっているとしか思えない起業家をしばしば見てきました。そのような人たちを見ているうちに、「起業しようが、会社にいようが、別にどっちでもいいや。本当に大事なのは、仕事の中身だ」と思うようになったのです。~中略~
そして、そうであるからこそ、任せられた仕事には自分の美学を貫かないともったいないと思うようになりました。仮に失敗してクビになったとしても、次の転職先の面接で社長さんに「あれをやっていたのは君なのか。あれは非常に面白かったね、失敗して残念だったけど、注目していたプロジェクトだったよ」と言ってもらえるような仕事をしていこうと思っているのです。それが非常に効果的なリスクヘッジだとも思います。
『サラリーマンは「損失限定」の宝くじ』田端信太郎
ご自身のスタンスがよくわかる言葉ですね。
確かに自分のしたい仕事がサラリーマンという立場でできるのであれば、
あえて起業をすることもないと。
そりゃそうですね、サラリーマンであれば実質的な損失のリスクもありません。
失敗して経済的な損失が起きたとしても、それは会社がかぶるわけです。
「起業」という言葉には、名誉や経済的成功など実利の面が含まれています。
そこを仕事と切り離すか、一体として考えるかは人によって違うでしょうね。
よくブログの中でも、新しい生き方論って取り上げられていますが、
組織に属していて「自分のしたいこと」が出来ていれば、ホント、最高ですよね。
給料や社会保障などの面や職場環境や勤務環境、そりゃいろいろありますよ。
でも「自分のしたいこと」が実現できているっていうのが、
まず最低で最高な条件のはず!
そういう人(クビのリスクを恐れる人)に聞きたいのです。それで何か失うものはあるのだろうかと。リスクを取らない人は、失敗を知りません。ということは、「失敗の手応え」も知りません。そこでバッターボックスに立つ経験をし、バットを思いっきり振ってみたら空振りをするかもしれませんが、その経験から得られるもののほうが、その後のあなたの大きな力になるはずです。
これも私の経験則ですが、悪名は無名に勝ります。みんなが一蓮托生になってがんばったビジネスのプロジェクトが仮に失敗したとしても、
あのときがんばったあなたをかならず評価している人はいます。
そして一緒にがんばった仲間もいます。
無名はゼロのままですが、犯罪を起こしていない限り、悪名はゼロではないのです。
『サラリーマンは「損失限定」の宝くじ』田端信太郎
ふーむ、なるほど。悪名のほうがゼロの無名よりマシということですね。
ここは判断が難しいですが、「失敗の手応え」という言葉が好きです。
そう、こういう目に見えないものにも「手応え」ってあるんですよね。
その感覚を体の中で覚えているだけで、だいぶ違う。
それは知識ではなくて経験。
何か危ない場面に直面したとき、頭で考えるよりも体が危ないって言ってくれる。
その直感力を養うにも、失敗の経験って必要だよねと僕も思います。
「何もしない」が一番ダメ!!
通して思ったのは、「何もしない」というのはゼロでしかないということ。
自分を変えていきたい、もっと高めていきたいと願うのならば、
やはり実行していくしかないんです。
そのチャレンジの中にしか、自分が成長できるきっかけはない。
失敗してもそれは大切な経験になります。
堀江貴文さんの「ゼロ~なにもない自分に小さなイチを足していく~」にも
ありましたね。同じような話が。
この本も面白かった~~。読んでない人はぜひ手にとってみて。
もしよければ、前回のもどうぞ。
僕もこうやって少しずつブログを書いていき、好きなことを追い求めていきまーす。
ブログやると、WEBのことがいろいろとわかってそっちも面白い。
ではまたーー。